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ルータン ロング・イージー : ウィキペディア日本語版
ルータン ロング・イージー

ルータン ロング・イージー(Rutan Long-EZ)とはアメリカの航空技術者バート・ルータンが開発した複座の組み立て式飛行機(:en:homebuilt aircraft)である。エンテ型推進式バリ・イージーの改良型として設計され、燃料搭載量を増やすことで航続距離が大幅に増加している。バリ・イージーと共にベストセラーとなり、その設計は後の組み立て式飛行機に強い影響を与えた。
== 特徴 ==
ロング・イージーはバリ・イージーの改良型として開発され、原型機(連邦航空局の登録番号N79RA)の初飛行は1979年6月12日に行われた。バリ・イージーとの主な違いは胴体が延長されて主翼面積が大きくなっている点である。これにより燃料を含む積載量が増え、内部スペースも広くなった。またエンジンにはライカミング・エンジン製(:en:Lycoming Engines)O-235(出力約110hp)を搭載しており、バリ・イージーでの機首部のバラストは廃止された。操縦席は半リクライニングシートで、ジョイスティック的な操縦桿が右側の肘掛に設置されている。機体下面にはエアブレーキを備え、主翼端のラダーを外側に展開することでもエアブレーキの代替になる。
ロング・イージーはバリ・イージーよりも長距離飛行を目的とした設計がなされており、200Lの燃料で時間にして10時間、距離にして2,500kmの飛行が可能になっている。また、後席に燃料タンクを積めば航続距離は7,700kmにまで達する。
1980年から1985年まで組み立てキットとして販売され、2005年末の段階では約700機のロング・イージーが連邦航空局に登録されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ルータン ロング・イージー」の詳細全文を読む



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